泌尿器科専門のいぶり腎泌尿器科クリニックで定期検診をして、腎不全・腎機能障害の早期発見をしましょう。

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腎機能障害・腎不全について

"自覚症状がなくたまたま血尿やタンパク尿を指摘されて
初めてわかる場合もあります。
したがって、定期的に健康診断を受けるのは非常に有意義なことです。
完治する病気ではありませんが、早期から保存療法をきちんと行えば
腎機能の悪化を遅らせることは可能です。
坪院長
院長
質問者
質問者
質問者

腎不全について教えてください。

坪院長

はい。腎不全とは、なんらかの原因で腎機能が低下する状態です。

質問者

腎機能というのはどういう機能ですか?

坪院長

腎臓は図ー1に示すように左右で約200万個あるネフロン(腎小体)という基本単位から成り立っています。

腎機能説明図1

血液は糸球体を通過することではじめて濾過作用を受け原尿となり、その後尿細管を通過して様々な物質の吸収、排泄をヘて最終的に尿となり、集合管という所から図ー2に示すような体外に排出される尿路系へ流れ出ます。

腎機能説明図2

腎臓の働きをまとめると表ー1のようになり、身体にとって非常に大切な様々な働きを担っている事がわかり ます。これらの働きが低下すると腎機能障害さらには腎不全に至ります。

腎機能説明図3

質問者

腎不全に種類はありますか?

坪院長

原因により、例えば大量出血や敗血症などでショック状態になった時に起こる腎前性腎不全、腎炎や糖尿病性腎症による腎性腎不全、尿管狭窄や慢性尿閉が原因の腎後性腎不全にわけられます。
一方病態により急性腎不全と慢性腎不全にわかれます。
急性腎不全は急激に腎機能が悪化することがあります。
一方、慢腎不全は腎機能が徐々に低下する状態で、原因としてのう胞腎(遺伝的疾患)・慢性腎炎・糖尿病性腎症などが代表的です。最近では糖尿病性腎症の割合が増えています。

質問者

どのように発見されますか?

坪院長

初期の慢性腎不全ではほとんど自覚症状がありません。たまたま血尿やタンパク尿を指摘されて初めてわかる場合もあります。したがって、定期的に健康診断を受けるのは非常に有意義なことです。

質問者

治療方法はどういうものですか?

坪院長

慢性腎不全は完治する病気ではありませんが、早期から薬物療法や食事療法を中心とした保存療法をきちんと行えば腎機能の悪化を遅らせることは可能です。
なお、腎不全が進行し、尿毒症の危険が出てくれば血液透析や腹膜かん流での透析療法が必要となります。 腎不全による余病がおこる前に余裕を持って透析療法を導入することが、その後もいい状態で生活していけるかどうかの鍵になると思われます。

質問者

定期診断が大切なことがよくわかりました。ありがとうございます。

※上記内容は当院『季刊誌いぶりぶ』過去記事に基づきます

診療科目

泌尿器科では、副腎・腎、尿管、膀脱・前立腺等の後腹膜臓器と
尿道・陰茎・睾丸・副睾丸などを扱います。

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